こんにちわ!KENG(ケングー)【@Grimpeur_KENG】です!
お彼岸の季節ですね。
近くの川沿いには、たくさんの彼岸花が咲いていて、非常に見ごろとなっています。
この時期、両親は「おはぎが食べたい」と連呼しており、恥ずかしい限りです。(笑)
さて 、今回のKENGブログは蔵書紹介!
はらだみずき(著)の『ようこそ、バー・ピノッキオへ』を紹介したいと思います。
あらすじ
白髪の無口なマスターが営む「バー・ピノッキオ」。
そこには連日、いろんな悩みを抱える客がやってくる。
店での偶然の出会いから、それぞれの客の「幸せな記憶」が呼び醒まされる。
そして、マスター自身にも誰にも言えない秘密を抱えていた。
バーに集う人々が織りなす大人の物語である。
『ようこそ、バー・ピノッキオへ』を読んで
作中では、バーに集まる客達の「幸せな記憶」が紐解かれていきます。
それは仕事であったり、恋愛、トラウマだったりと様々です。
それは、現代の私達にも通ずるところがあると思います。
かく言う私にも思い当たる節があり、作中の記憶と自分の記憶を重ね合わせてしまい、みるみるうちにこの本の魅力に引き込まれていました。
その瞬間は非常に心地よく、次々にページをめくっていく自分がそこにいた気がします。
読み終えたころには、自分の心はホッとしており、その日の景色はすべてが輝いて見えたような気がしました。
記憶に残った一節
「どんな一日であろうとも、ささやかな幸せの瞬間を見いだす敏感な心を持つべきだ。そうすれば退屈な日などなく、その発見を記せば、幸せに一日を締めくくれる」
今日という一日、その瞬間は二度と来ないし、戻ることもできないと思います。
人間がこの世で生きていく意味は、平凡な日々を過ごしていたとしても、その日常の中で幸せを見つけていくこと、または感じていくことが、人間が生きる意味なんだと思います。
混迷を極める時代で、未来に不安があるからこそ、生きる意味を見いだす必要があると感じました。
まとめ
読み心地が良い本は、忘れかけていた記憶を呼び醒まして、プライベートや仕事といった日常に良い影響を与えてくれます。
ブログを投稿するために、今回もう一度読み返してみましたがやっぱり読み心地は最高ですね。幻冬舎がだす本はハズレがない気がします。
心がホッとする本を最近読んでないといった方には、ぜひオススメしたい一冊です。
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