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『もう一つのバルス』~木原浩勝(著)~

 こんにちわ!KENG(ケングー)@Grimpeur_KENG】です!

 

突然ですが、みなさんは天空の城ラピュタをご存知でしょうか?

 

ご存知でしょうか?と聞くのも失礼かもしれませんね。

 

宮崎駿監督が手掛けたスタジオジブリ初のオリジナル作品で、1986年に上映してから今でも幅広い世代にこよなく愛されている作品ではないでしょうか。

 

かく言う私も、ジブリ作品の中で一番好きな作品で、小学生の頃は一人で作中のセリフを全部言えたほど、何十回も食い入るように観ていました。

 

成人してからも何度か観ていますが、観るたびに新らしい発見がありますし、登場人物たちの心境を深く考えさせられます。

 

今回は、そんな大好きなジブリ作品と関係がある木原浩勝さんの『もう一つのバルスという蔵書の紹介です。

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ネットを震撼!【バルス現象】

天空の城ラピュタで登場する最も有名な台詞をご存じでしょうか?

主人公のパズーとシータが、玉座の間でムスカと対峙した際に放った滅びの言葉バルス

 

Twitterの利用者が急増した当時、2人の台詞と同時に、ネット上では大量のバルス!」という言葉が呟かれ、サーバダウンがたびたび発生し、テレビ放映前には自粛するようなお願いが出されるほどにまでになりました。

 

ちなみに公開30周年を迎えた2016年1月15日の放送では、オンエア中に90万バルス。作中でシータとパズーが「バルス!」といった23時23分14秒一瞬に5万5000バルスがと呟かれたと言われているそうです。

 

映画製作当初は、この「バルス」という言葉がここまで有名になるとは思っていなかったと木原浩勝さんは語っています。

 

驚異的な集中力から名作が誕生

名作天空の城ラピュタは、設立されたばかりのスタジオジブリ初作品のみならず、宮崎駿監督が挑戦する初めてのオリジナル劇場用長編アニメーションとして、相当なプレッシャーで臨んだ作品だったようです。

 

「この作品が失敗したら、次回作はありません」

 

宮崎駿監督が口癖のように言っていた言葉は、単に周囲を鼓舞するものではなく、会社の存亡を背負った重い言葉でした。

 

毎日、朝10時に自分の椅子に座り、深夜1時から2時近くまで、パイプ椅子に胡坐をかいたまま驚異的な集中力で鉛筆を走らせる姿は、我々読者にも不撓不屈の精神を感じえずにはいられません。

 

その驚異的な集中力は、製作当時45歳だった宮崎駿監督の黒々とした髪が、製作が追い込みになるにつれて、頭頂部からどんどん白くなっていき、完成した時にはすべて白髪になってしまったほど。

 

創作秘話が面白い!

さて、この『もう一つのバルスを読んだ上で非常に楽しかったのが、作中に登場するたくさんの創作秘話です。

 

天空の城ラピュタの中に登場するフラップターという2人乗りの昆虫を模したような乗り物。

小学校の頃兼ねてより乗ってみたかった乗り物です。 そんな夢のような乗り物が誕生した創作秘話が作中で知ることができます。

 

また、敵役だけどけっして憎めない「目がぁ~目がぁ~」というセリフで有名なムスカや、パズーも大好きなポムじいさん

そういったキャラクターの裏話も知ることができます。

 

また、表題にもある王座の間で「バルス」を唱えるシーンですが、製作当初は違った構想が練られていたことは、この本を読むまで知りませんでした。

 

まとめ

この『もう一つのバルスは、風の谷のナウシカ上映後、スタジオジブリが結成し、第1作の天空の城ラピュタが製作されるまでの、たくさんの創作秘話が盛り込まれており、ジブリ好きにはたまらない一冊となるのではないでしょうか。

 

 

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